ゲット・アップ・キッズ (The Get Up Kids) やアット・ザ・ドライブ・イン (At The Drive-In) が注目を浴びるようになって徐々にシーンが広がり始めた後、1995年からメジャー契約をしながらもメディア露出を控え、ツアー中心のインディーバンド的活動で徐々にファン層を拡大させたジミー・イート・ワールドは、1999年のアルバム『クラリティ』で実力派エモバンドとしての評判を確定し、さらに2002年にはビルボードHot100で5位に食い込むなど、メジャーシーンでも知名度を上げた。この結果、それまで慎重だったメジャーレーベルも次々とアメリカ各地のインディーバンドをデビューさせ、また、インディーレーベルの中にも(ジミー・イート・ワールド影響下の)人気バンドを複数抱えて商業的に成功するものが現れるようになる。インターネットの普及が進み、若年層でもネット利用が日常化する中、マイスペースのようなSNSをフルに活用し、ライブハウスでの長期ツアー活動を主体とする比較的安上がりなプロモーションで、多くの人気バンドが生まれ続けることになった。マイスペースで数十万単位から100万を超えるメンバーのコミュニティーを持つバンドも数多い。英米の雑誌メディアも、音楽性よりはこれらの活動パターンに着目した括りとして、ファッションを含め「エモ」をめぐる言説を量産し、これがネット経由で再び増幅するという現象が続いている。2006年には、イギリスの大手タブロイド紙デイリー・メールが、ゴシック・ファッションの一種としてエモ・ファッションを紹介し、ゴシック・ロック世代の親に対して子供たちのエモ志向を自殺性向に結び付けて警告する記事を掲載した(2006年8月16日付け)。2007年2月には、米ノースダコタ州のローカル局WDAZ-TVが同様に青少年に有害な性向としてエモを紹介したニュースクリップがYouTubeに掲載されてネットで反響を呼び、さらに5月にはFOXニュースが「エモ・シーン・キッズ」としてライブハウスに集まる青少年とそのファッションやヘビメタ・パンクからの迫害ぶりを報道した。このような報道ではメタル系の音楽もしばしば使われ、かつてのマリリン・マンソンを思わせる反応となっている。メタル中心の英音楽誌『ケラング!』がメタルコアと並んでマイ・ケミカル・ロマンスのようなバンドを紹介していることも、現在のメジャー音楽シーンにおける「エモ」の位置づけを象徴している。
日本では、地方でもロックフェスが開催されて若年層が多数の人気バンドの観覧に動員されるなど平行的な現象も見られるが、若年層のネット利用の中心が携帯電話であり、また、ゴスファッションが人気で先行したヴィジュアル系に結び付けられ、雑誌メディアでは後発のギターロックと対置されやすい扱いになっている、といった条件の違いや言語の壁があり、英米の現象の波及は限定的である。
「エモーショナル」と「男らしさ」 [編集]
エモと分類される音楽に関する議論がわかりにくい原因のひとつは、英語圏白人文化で emotional という語が単に「感情の」という中立的な形容詞形としてだけでなく、「感情的な、クールでない」という意味で、男性の女々しさを非難する語として使われやすいという事情が多分に絡んでいる。たとえば、1972年の大統領選で民主党有力候補だったエドマンド・マスキー上院議員は予備選で涙を流したことをメディアで大きく報道され予備選からの撤退に追い込まれたが、このときの発言をウィキペディア英語版はemotionalと形容している。1990年代半ばの「エモ」の興隆期には、女々しい「エモ」と女々しくない「エモコア」を区別しようとする試みが見られた。「スクリーモ」や「ポスト・ハードコア」への言い換えも同様な動機が背後にあるだろう。最近では「エモ」はemotionalではなくemotive「情に訴える」の省略である、というような説明もなされはじめている。
エモに分類されるバンド [編集]
1990年? [編集]
The Appleseed Cast(アップルシード・キャスト)
The Ataris(アタリス)
At The Drive-In(アット・ザ・ドライヴイン)
AFI (エー・エフ・アイ)
Braid(ブレイド)
Burning Airlines(バーニング・エアラインズ)
Cap'N Jazz(カップン・ジャズ)
Dashboard Confessional(ダッシュボード・コンフェッショナル)
Further Seems Forever(ファーザー・シームス・フォーエヴァー)
The Get Up Kids(ゲット・アップ・キッズ)
Hot Water Music(ホット・ウォーター・ミュージック)
Jawbox(ジョウ・ボックス)
Jawbreaker(ジョー・ブレイカー)
Jets to Brazil(ジェッツ・トゥ・ブラジル)
Jimmy Eat World(ジミー・イート・ワールド)
Joshua(ジョシュア)
Last Days Of April(ラスト・デイズ・オブ・エイプリル)
Lifetime(ライフタイム)
Mineral(ミネラル)
The Promise Ring(プロミス・リング)
Samiam(サマイアム)
Saves The Day(セイヴズ・ザ・デイ)
Sense Field(センス・フィールド)
The Stereo(ステレオ)
Sunny Day Real Estate(サニー・デイ・リアル・エステイト)
Texas is the Reason(テキサス・イズ・ザ・リーズン)
2000年? [編集]
Anberlin(アンバーリン)
Boys Like Girls(ボーイズ・ライク・ガールズ)
Copeland(コープランド)
Chiodos(チオドス)
Fall Out Boy(フォール・アウト・ボーイ)
Faulter(フォルター)
Forever The Sickest Kids(フォーエヴァー・ザ・シッケスト・キッズ)
Ivoryline(アイヴォリー・ライン)
Last Winter(ラスト・ウィンター)
Mae(メイ)
Madina Lake(マディーナ・レイク)
Mayday Parade(メイデー・パレード)
MY CHEMICAL ROMANCE(マイ・ケミカル・ロマンス)
National Product(ナショナル・プロダクト)
Panic At The Disco(パニック・アット・ザ・ディスコ)
Paramore(パラモア)
PLAIN WHITE T'S(プレイン・ホワイト・ティーズ)
Quietdrive(クワイエット・ドライブ)
Sherwood(シャーウッド)
Sing It Loud(シング・イット・ラウド)
Taking Back Sunday(テイキング・バック・サンデイ)
Truth In Fiction(トゥルース・イン・フィクション)
The Academy Is...(ジ・アカデミー・イズ)
The All-American Rejects (オール・アメリカン・リジェクツ)
There For Tomorrow(ゼア・フォー・トゥモロー)
The Cab (ザ・キャブ)
The Higher(ザ・ハイヤー)
Vanilla Sky(バニラスカイ)
Waking Ashland(ウェイキング・アッシュランド)
We The Kings (ウィー・ザ・キングス)
We Shot The Moon(ウィー・ショット・ザ・ムーン)
フィーバー プレイン ニソガラ てっさく ヒット ロイター 花いちもん スダコタ まんば 甘露国内 ダウト 茜色の約束 イコン デジポ 田園列車 ライプチヒ スキャ ジンビター ププス セレナーデ チガヤ ジャスト ドライカ サンカ デッド 場春夢 スーパー カジスカ ピアサポト マンボウ モンド クロミッド タロミクス せっせっせ レーン ナイト いまさく リース あずきいろ カートリ チューハ レビュ フィン ふすまえ シャブシ カーソル ベロニカ キャリ バビロニ キャラ